明治時代と言えば文明開化
散髪令でちょんまげは禁止
庶民の暮らしも西洋化した
↑ NHK連続テレビ小説「おしん」の人形ギャラリー(酒田市)
明治時代になるまでは、庶民の生活は簡素だったと思います。
最近では、ミニマリストやシンプルライフというものがあります。
物を極力持たない生活スタイルのことです。
物を所有しなくても豊かに暮らすという考え方は素晴らしいです。
物欲に溺れない簡素な生き方は現代でも通用するかもしれません。
とはいえ、そもそも物がない時代の暮らしは想像以上に過酷です。
当時の住居には、電気・ガス・水道の供給がありませんでした。
庶民の家屋は広い土間の奥に台所があり、風呂はなくトイレは屋外です。
(ボッタン便所を知らないだろう~笑)
夜間の照明具はロウソクや行灯になります。
マッチが普及していないため、火打石で着火していたようです。
(チャッカマンという優れた道具がありますね!笑)
昔の住宅設備で様々な機能を有していたのは「囲炉裏」だと言われています。
【暖房】土間か部屋の中央に設置して暖められていた。
【調理】食べ物の煮炊きや焼魚、酒の徳利も燗付けできます。
【乾燥】濡れた着物や生木を乾かしたりしていた。
【家族団欒】囲炉裏に人が集まると自然に会話が弾みますよね?
その他、建物の耐久性やタールの浸透で防虫性が高まるようです。
囲炉裏で調理した食べ物は美味しいのですが・・・
今は自炊よりもレンチン弁当、便利なコンビニも利用できます。
おしんの時代は、用事があれば直接会うしかないので・・・
いきなり訪問したり、されるのが普通のようでした。
(今のコロナ禍ではありえませんけどね!)
スマホやSNSがあるので、好きな時に誰とでも連絡がとれます。
AIの進化により、無人コンビニや自動運転・・・
様々なアプリなんかも出てきている時代になりました。
もうこれ以上、最新鋭の機能だらけで便利になりすぎたら。。。
たぶん、自分のオツムはバカになるんじゃないかと思います!笑
令和のコロナ禍だからこそ・・・
先人たちが考えた生活様式を見直すのも悪くないかもしれません。
というのも、今の自粛生活が不憫で辛いと感じたとしても・・・
おしんの生活していた時代よりは、全て楽勝じゃないでしょうか‼
先日から宮城県内の人口に対する感染者数が急増しています。
とにかく忍耐、おしんの精神で収束できたらと願っております。